✓この記事でわかること
- 1pxはデジタル画像の画素数で、Web表示の画質はpxだけで決まる
- 2dpiは印刷時の密度の指標で、Web表示には無関係
- 3画像ファイルに記録されたdpi値はメタデータに過ぎず、書き換えても画質は変わらない
画像サイズで確認する順番
Web用か印刷用かで、見るべき数字が変わります。
用途を決める
SNS投稿、Web掲載、家庭用印刷、入稿など、最終的にどこで使う画像かを決めます。
px数を見る
WebやSNSでは横幅・縦幅のpx数が重要です。dpiの数値だけを変えても表示品質は変わりません。
印刷時だけdpiを確認
紙に出す場合は、印刷サイズに対して必要なpx数が足りているかを確認します。
「300dpiだから高画質」とは限りません。実際の画素数が足りているかを見ることが大切です。
迷ったときの確認ポイント
画像の品質を確認するときは、まず「何に使う画像か」を決めましょう。WebページやSNSで使うなら、基本的にはpx数とファイルサイズを見れば十分です。一方で、名刺・チラシ・写真プリントのように紙に出す場合は、印刷サイズに対して十分なpx数があるかを確認する必要があります。
よくある失敗は、72dpiの画像を300dpiに書き換えただけで高画質になったと考えてしまうことです。dpiは印刷時の密度を示す情報であり、元の画像に含まれる画素そのものを増やすわけではありません。粗い画像をきれいにしたい場合は、より大きな元画像を用意するか、用途に合わせて表示サイズを小さくする方が現実的です。
WebやSNSに使う画像では、dpiよりも表示サイズとファイル容量の方が重要です。形式選びは画像形式の比較、SNS投稿時の見切れ対策はSNS画像サイズガイドもあわせて確認すると判断しやすくなります。
「解像度が高い画像」「300dpiで保存」——よく耳にする言葉ですが、pxとdpiの違いを正確に説明できる人は意外と少ないものです。Web用と印刷用では重要な指標がまったく異なるため、混同するとトラブルのもとになります。
1. px(ピクセル)とは
px(ピクセル)は、デジタル画像を構成する最小単位の「点」の数です。横2000px × 縦1500pxの画像には、合計300万個のピクセルが並んでいます。スマートフォンで撮影した写真は一般的に4000×3000px前後、いわゆる「1200万画素」です。
Web表示においてはpxだけが画質の指標です。ブラウザやSNSは画像のpx数を見て表示するため、dpiの設定は一切関係ありません。
2. dpi・ppiとは
dpi(Dots Per Inch)は「1インチあたりに配置するインクの点の数」を表す印刷向けの密度指標です。ppi(Pixels Per Inch)は「1インチあたりのピクセル数」で画面の精細さを示します。
重要な点として、画像ファイルに記録されているdpi情報はあくまでメタデータです。72dpiと記録された画像を300dpiに書き換えても、実際のピクセル数は変わらないため画質は変わりません。
3. Web表示と印刷で何が違うのか
| 用途 | 重要な指標 | 目安 |
|---|---|---|
| Web・SNS表示 | px数のみ | 用途に応じたpx数を確保 |
| 家庭用プリンター印刷 | px数 ÷ dpi | 150〜200dpi以上 |
| 印刷所入稿 | px数 ÷ dpi | 300dpi以上を推奨 |
L判プリント(89×127mm)を300dpiで印刷するには、最低でも約1050×1500px必要です。スマートフォンの写真(4000×3000px)であれば300dpiのA4印刷でも十分な品質が出ます。
4. よくある誤解
- 「72dpiのJPEGを300dpiに変換したら印刷品質になる」→ 誤り:dpiを書き換えてもピクセル数は増えません。印刷品質には元のpx数が重要です。
- 「dpiが高いほど画像がきれい」→ Web表示では無関係:ブラウザはdpi設定を無視してpx数で表示します。
- 「スマホ写真は解像度が高いから印刷に使える」→ 概ね正しい:最近のスマホは4000px以上あるためL判〜A4印刷には十分です。
px数と用途をツールで確認する
WebやSNSではdpiよりもpx数が重要です。印刷用か画面表示用かを決めたうえで、実際の横幅・縦幅を確認し、必要ならリサイズしてから使うと失敗を減らせます。
画像サイズを確認・変更する